2007年07月26日の情熱日記
静岡県浜松市中区の歯医者・歯科医師のやまぐちです。
今日も最高潮に乗ってます!情熱日記はじめます!
今日は静岡で「口腔・歯科領域、その疾患と症候の漢方治療」という漢方治療の研究会に参加してきました。
講師は三島市で開業の内科医の中川良隆先生でした。
日本における医学政策は江戸時代はポルトガルやオランダ、戦前はドイツなどそして戦後はアメリカをお手本として進められてきました。
歯科の教育も西洋医学を中心に行われており、私の在学中は東洋医学の講義はたったの一回だけでした。
しかしその一回の講義では東洋医学会から来た先生が東洋医学の考えや気の流れ、経絡やツボの話、またオーリングテストも実演してくれました。私は深い深い感銘を受けました。
歯科領域においても現実的に西洋医学では効果が見られず、東洋医学的アプローチを必要としている方がかなりいらっしゃいます。
私も歯科東洋歯科医学会に参加させていただき、日夜研究していますが、生命というものは誠に神秘のかたまりのようなもので大宇宙を研究しているような気分に陥ることがあります。
今夜は豊富な臨床経験をお持ちの中川先生からたくさんの斬新な漢方処方を教わりました。
適切に症例を選べば、大きな成果を得られることでしょう。
また最後に歯科界に対してメッセージを頂きました。
「歯は特殊な性格を有するとしても、体の一部であり、独立して存在することは有り得ない。従来、医科と歯科の連携がなかったことこそは異常である。歯科の二大疾患の一つである歯周病は、全身的見地にたたなければ充分な治療ができないといえるのではないか。漢方が健康保険の3つしか適用されていないなどと言っていないで、歯科で頑張って運動をして厚生労働省に認めさせる必要があるのではないか。」
私もまったく同意見でした。
中川先生! すばらしいお話をありがとうございました。
Posted by at 22:46
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