2007年08月01日の情熱日記
静岡県浜松市中区の歯医者・歯科医師のやまぐちです。
今日もすばらしい感謝の気持ちだけが残る一日でした!ありがとうございます!情熱日記はじめます!
今回はインプラントがテーマです。
もはや昨今では歯が抜けて空き地になっている所には従来の入れ歯やブリッジと言って隣の歯を削ってつるす方法はあまり用いられなくなってきてしまいました。
インプラントが純然たる第一選択となりました。
歯科大学の講義でも、一番最初に検討するのはインプラントであるとすでに教えています。
インプラント先進国アメリカではインプラントができるのにもかかわらず、不十分な説明で隣の健全な歯を削ってしまうと問題になってしまうほどです。
当院に寄せられるご相談で最近特に多いのがインプラントをするのは当たり前で「どの種類のインプラントにしたらよいですか?」というものです。
昨今では、本や報道またインターネットそして無料カウンセリングなどでインプラント治療を考えている方がものすごく勉強されています。
最近受け付けたご相談の例です。
ブローネマルク&リプレイス、カルシティック、アストラそれぞれの評価について
カルシティックのHAコーティングによる骨誘導能について
カルシティクの抜歯即時のオペについて
ノーベルバイオ社のインプラントによる抜歯待時(early)のオペについて
ノーベルバイオは、骨を数十μmで削る技術が難しいという点について
カルシティックは、インプラントのHAと骨が生化学反応を起こすため直接結合しますが、ノーベルバイオ社のインプラントは、オッセオインテグレーションによる結合 なので、インプラントと骨の間に、わずかなすき間が出来るそうですね。 この点について。
レベルの高い質問ばかりなのです。
時代のあまりの変化のスピードの早さにただただ唖然とするばかりです。
これらについて分かりやすくお答えするためには次々に明らかになる最新の考えをどん欲にキャッチアップしていかなくてはなりません。
その時点での最新の技術を当院のクライアントさまに還元したい。それが私たちの最大の願いです。
先日、東京でインプラントの表面性状はチタンがいいのかHAがいいのかというシンポジウムがありました。
このような質問をする一般の人も聞くことができたらもっと理解が深まったのではないかと思いました。
当院で扱っているインプラントはPOI(京セラ 国産)、 カルシテック(米国)、AQB(アドバンス 国産)の3種類で
すべてHAのタイプを使用しております。
国内には30種類にインプラントがありますが、上記の物以外は今のところ使用経験がありませんのでコメントする立場にありません。
ただ言えることは最近のインプラントシステムであればどのシステムでも成功率はかなり高いので、最終的には担当する歯科医師との信頼関係ではないかと思います。
いきなりインプラントをしてもらうのではなく、定期的な管理などで、しばらく通ってからインプラントのオペを受けるのが安心ではないかと確信しています。
写真は日本で大きくシェアを伸ばしており、今とても評判のよいカルシテックインプラントです。
Posted by at 15:59
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